Board Memberと従業員をつなぐCOOの役割
「COOの役割は何ですか?」
CEOのビジョンに共感していますが、全員でビジョンを追いかけるだけでうまくいくのでしょうか。
というあるセッションでの質問がとても印象に残っています。
「CEOのビジョンをひたすら現実に落とし込むことがCOOの役割です。」とある1000億円企業の元COOがが答えました。
なるほどな、と
Jカーブを描くスタートアップを引っ張るCEOは
ビジョナリーで周りを扇動できるリーダーシップが必須です。
Boardメンバーはビジョンに理解して、世界を変えようとついていっているだけではいけません。
それぞれのメンバーには、CEOのビジョンを現実に落としていく役割があります。
特にCOOは日本語で最高執行責任者というぐらいなので、CEOの描くビジョンをビジネスにして現実にしていくのが役割です。
初期の小規模のチームではビジョンを共有できるし、エクイティをシェアしているのでいいです。
しかしこの役割の人がいないと、デザイナーやエンジニアなど従業員を雇っていく上で、
ビジョンだけではなかなか全員のモチベーションを保ち続けるのは難しくなります。
そこでCOOが具体的にKPIなど実行に向けての計画を立てていくことで
ビジョンをかみ砕き、組織全体に伝えます。
そうすることでそれぞれのメンバーが方向性を理解して、全員で同じゴールへと向かうことができます。
いつも思うのですが、スタートアップという不安定なチームにジョインするメンバーのリクルーティングは非常に難しいと思います。
ただそこにはスタートアップ、ベンチャーという夢と成長が見えるから憧れます。
しかし、自分自身、従業員の目線で考えてみると、
いくらCEOビジョンに共感してジョインしたとしても、
初めのうちはいいけれど、夢ばかり語られていて具体的な目標が見えなければ、モチベーションを保つのは難しくなっていくと思います。
CEOとCTO二人のチームから組織へと変えていく際に重要となるマネージメントのプロフェッショナルCOOの重要性を感じた話でした。
#500KOBE #500Strong