データ分析によるUI/UXの改善と心理学的に申込みやすい登録ページ
「UX/UIの改善にはデータ分析が鍵となる。」
今日はUX/UIの専門家Gail Yuiさんによるセッションでした。
先週から価格の設定や、新機能の追加時におけるスモーキングテストなど、ユーザーの声の重要性が強調されてきました。
UX/UIを考える上でも、カスタマーヒアリングは役に立ちます。
スタートアップには必ずしもプロのデザイナーやプロのプログラマーが揃っているわけではなく、また彼らの独自のデザインが絶対に機能する保証はありません。
デザインの知識がなくてもユーザーエクスぺリエンスを分析することで、よりカスタマーの声に寄り添い、利用しやすさをベースにしたデザインが可能です。
他にも、セールスが普段の営業方法からカスタマーの声を聴くこともできます。
例えば、
・強みにしている機能はどこなのか。
・ユーザーから反応をもらう箇所はどこなのか。
こういった声はサイト上での説明の配置を考える上で参考になります。
リテンションの向上させる際にも、ユーザーの興味を引くコンテンツを見つけ、配置を戦略的に考えることもできます。
登録時にはより印象が重要になります。
チャーン(離脱)を防ぐためには、カスタマーヒアリングだけでは足りません。
そこで役に立つのが心理学的アプローチです。
特に登録時にはわかりにくいという印象を与えてしまうと二度と戻ってこないユーザーになってしまします。
心理学的には、人間はゴールが見えることでサービス利用の頻度は上がるという考え方があります。
例えば、
申し込みフォーム記入完成までがゲージでわかるようにしたり、どこを押せば次に進めるのかなど適切なゴール表示をすることが大切です。
また人間は子供のころからの経験に基づき反応します。
例えば、ボタンが凝りすぎたデザインになりすぎて、どこがボタンかわかりにくくなっていないでしょうか。
機能性を考えると世の中一般に使われているデザインを使うことが必要です。
デコレーションのためのデザインではなく、ユーザーが使いやすいデザインについての話でした。